力ある伝道者
使徒1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。(8)
定刻礼拝のための讃美 / 178番 恵みふかきみ神よ
今まで全世界の教会は「説教が良い、もしくは悪い」「説教で恵みを受けた、受けられなかった」などの話をしながら説教中心に信仰生活をしてきました。なので、みことばによって起きる働きを見ることができないでいます。説教を聞くことも重要ですが、生活に適用して、実践中心に方向を変える必要があります。そのため、実際にみことばでいやされる経験をしなければなりません。いやしは霊的な病気が治ることもありますが、生活が変わることがいやしの中でさらに重要です。どうすれば、みことば成就の力を経験することができるのでしょうか。
1. 三つに打ち勝つ根本的な福音の力がなければなりません
伝道者の生活の中で、みことばを通して正しく霊的な力を味わえずにいると、みことばを受けても、行動は自分の持っている考えどおりにするようになります。これが、私たちが最もよくだまされる人間主義です。また、恵みと体験を強調することにより、神秘主義に流れて行ったりもします。私たちは、今、ものすごい速さで起き上がっているニューエイジ運動と各種宗教団体が体験だけを強調して神秘主義の傾向を持っているという事実を心に刻んでおかなければなりません。また、律法に縛られて、律法を守らなければ救いは完成されないと信じる律法主義に流される例もあります。これらのことに打ち勝つ福音の力がなければなりません。
2. 隠れた病に打ち勝つ力がなければなりません
伝道者の生活を始めなければならない根本的な理由は、すべての人に隠れた病があるためです。無能、無気力、霊的問題は、病院で診断することができません。多くの人が、問題にあったらまず心配し、どうすれば良いか分からず、座り込んで倒れてしまいます。浅はかな考えで早急に決定し判断するため、何もうまくいきません。このように、自ら問題を作り出して、霊的問題に陥って苦しみます。
3. 生かす力がなければなりません
生かす力がなければ、何もすることができません。自分を生かすために、今日のみことば、祈り、伝道で結論を下して一日を始めれば良いのです。自分を生かせば環境を生かすことができます。私が答えを受ければ、現場に神の国が臨んで、周りの環境が生かされるようになります。24時間聖霊の満たしによって他の人を生かす伝道者の生活は、神様の最高の喜びであり、多くの人を生かす最高の答えです。
- 私にある隠れた問題は何でしょうか。問題を祝福に変える福音の力がありますか。福音の力で私自身を生かし、他の人を生かす伝道者の生活を黙想してみましょう。
伝道学10講 / 2010.11.20