私を点検しましょう
使徒9:10~22 しかし、主はこう言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。 (15)
定刻礼拝のための讃美 / 485番 わがめをひらきて
神様が私たちに何を願っておられるのでしょうか。「どんなにがんばったのか」、「何人を伝道したのか」ではありません。神様は、私たちの生活を神様にささげ、それから始まる新しい答えを体験することを願っておられます。生活の見えない部分に、神様の計画があります。それを知らなければ、行い中心の信仰生活と、熱心主義に陥って、重要なことを逃します。そのため、今日、私を点検する正確な目を持たなければなりません。
1.もっとも重要な答え
信仰生活がうまくできなかったり、繰り返す問題があるならば、それが答えだと見れば良いのです。今できないことは、神様がそのようにされた理由があり、問題から重要なことを悟らせる過程であるだけです。もし、今できていないことを答えとして考えずに落胆するならば、すべてが恨みと不平になってしまうでしょう。もっと深く考えてみると、問題がすなわち答えであり、神様の子どもが失敗したことも、答えです。問題と失敗を詳しく見ると、もっとも重要な答えが隠れていることを知るようになります。
2.私を発見することがもっと大きな答え
問題と失敗があっても感謝しなければなりません。私を発見する重要な機会であるためです。ペテロがイエス様を否認して落胆して逃げましたが、復活されたイエス様は、ペテロを訪れて重要な使命を与えられました。初代教会は、貧しくて失敗した人の集いのように見えますが、私たちはそこで神様の力が現れたモデルを発見できます。本文に、パウロがダマスコに行く道のりでキリストに出会った事件は、ユダヤ人の観点から見ると、失敗のように見えますが、パウロを伝道者にならせる神様の計画がありました。私に起きた問題と事件は、神様の力の中で、私を新しく発見するもっとも良い機会です。
3.私をいやす神様の力
今の私の状況を答えとして見なければ、私を発見することができず、結局、いやされません。恨みと不平を捨てて、問題から私を発見すると、答え中の答えである伝道者の生活を味わうようになります。そのとき、私に神様の新しい働きが始まって、ツラノで起きた神様の働きが、私にも起きます。私を点検しながら受けるもっとも大きな答えは、霊的な力、すなわち、聖霊の満たしです。
- 私を点検しましょう。今、私にできていないことがあるならば、それが答えです。できないことを祈りの課題として握って、挑戦しましょう。悟るようにされる神様の恵みといやしを味わうようになります。
伝道学 9講 / 2010.11.13