神様のみことばを握ろう
創22:1~20 わたしは確かにあなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように数多く増し加えよう。そしてあなたの子孫は、その敵の門を勝ち取るであろう。あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。」 (17~18)
定刻礼拝のための讃美 / 236番 主イエスの愛を
イサクという名前を聞くと、瞬間的にいろんなことを思い浮かべるでしょう。イサクは、アブラハムが100歳の時に設けた子です。そのため、当然、尊い子であったはずです。父親がとても愛していただろうと一般的に考えられると思います。イサクの生活を具体的に見ると、福音をどのように握るべきかがよく分かります。イサクの生活を一言で表現するならば、モリヤ山での「雄羊の事件」を直接体験して、福音によって衝撃を受けた人だと言えます。神様が福音を持つ神様の子どもをどのように導かれ、どのように答えられるか、本文から重要なことを発見しましょう。
1.モリヤ山で受けたみことば
イサクは、父親の思いに従い全焼のいけにえをささげるために、モリヤ山へ出発します。アブラハムは、神様が教えてくださった場所に着くと、祭壇を築き、イサクを縛って祭壇の木の上において、全焼のいけにえとして殺そうとします。危機の瞬間、主の使いがアブラハムを呼んで、すべてを止め、イサクの代わりに雄羊をささげるようにさせます。これがイサクが死の中で体験した「雄羊の事件」です。この事件の後、神様がアブラハムとイサクに、重要な契約のみことばを与えられました
2.イサクが握ったみことば
神様は「雄羊の事件」によってイサクに、福音を事実的に体験させたあとに、成就する契約のみことばを与えられました。「あなたの子孫によって、増し加えられる」生と死という緊迫した事件を経験させたあとに「子孫」というみことばを与えられ、増し加えられることを説明して、「あなたの子孫によって、敵の門を勝ち取り、地のすべての国々が祝福を受ける」と仰せられました。このみことばは成就して、イサクに100年の答えが与えられ、泉の根源を得て、レホボテという大きくて広い地を占めて、みことばの成就を見る祝福の象徴になりました。
3.私たちが握るみことば
福音を持つ私たちが、神様のみことばを事実的に握ることが重要です。講壇を通して宣べ伝えられるみことばを聞いて記録すると、すばらしいことが発見できます。礼拝ごとに与えられたみことばを記録して、その中から私たちに向けられた今日のみことば、祈り、伝道を具体的に記録して、私たちのたましいにみことばを刻み込むと大きな答えを味わうようになります。今日、私たちの心に留めなければならないみことばは、どのようなものがあるでしょうか。記録して、みことばの成就を確認しましょう。
- イサクのように、私に福音を体験した事件がありますか。聞いたみことばを記録して、黙想する時間を見つけましょう。
伝道学 5講 / 2010.10.9