神秘主義と福音運動
使徒21:7~16 するとパウロは、「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています」と答えた。(13)
定刻礼拝のための讃美 / 337番 みことばなる
未来を予知できる人が未来を教えてくれるとしたらどうしますか。おそらく、福音を正しく知らなければ揺れてしまうでしょう。預言者がパウロに、エルサレムに行けば捕まるので行かないことを勧めました。その言葉を聞いたすべての人は揺れました。しかし、パウロは福音運動のために行かなければならないと思いました。これが、神秘主義と福音運動の差です。神様が願われるのは福音運動です。どんな賜物運動も、福音運動より先に立つことはできません。私たちが短い生涯を生きていく間、真の伝道運動が何であるのかを悟り、その中で用いられる人生でなければなりません。この答えのために、どのように始めるべきでしょうか。
1. 一人の人
毎日、神様のくださる力で問題から答えを得て、理由のある今日を生きるならば、伝道者の生活が始まります。最初に、私とともにおられる神様の奥義を体験します。二つ目に、私と一緒にいる人に証拠が表れます。私の家族、教会の重職者、弟子に神様の働きが起きます。三つ目に、真のいやしが始まります。四つ目に、光を照らす本格的な伝道運動が始まります。伝道とは、すごいことです。この伝道運動の前で神秘主義は何の力もありません。今から神様が願われる重要なことを探し出して、この祝福を他の人に伝える答えを味わわなければなりません。
2. 一つのチーム
これからは、私とともに伝道の祝福を味わうチームを構成してみてください。伝道が何であるのかを知り、福音の力を知って味わう人が一つのチームになるならば、時代的な祝福を味わうことができます。パウロを中心とした伝道チームがそうでした。パウロと地域を生かしたルデヤ、ヤソンのような弟子との出会いは、時代的な祝福でした。これよりもっと貴重な祝福があるでしょうか。
3. 一つの地域
神様が私たちに一つの地域を任せる答えが起きます。その代表的な証拠がローマ書16章に出てくる人です。彼らは神様の永遠な時刻表を知っていて、神様と人の心を安心させてくれる人でした。このような人を通して、神様の恵みが広く伝えられます。彼らは、伝道者の事情をよく伝えました。彼らは、自分に任せられた一つの地域を福音の力で生かしました。私たちがこの祝福を受けなければなりません。神秘主義を越える伝道の真の力が私たちに表れることでしょう。
- 一人の人、一つのチーム、一つの地域という神様の大きな伝道運動の答えを味わう今日になるように祈りましょう。
核心訓練メッセージ / 2010.7.10