軍宣教の創始者
Ⅰサムエル17:41~49 ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。きょう、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを打って、おまえの頭を胴体から離し、きょう、ペリシテ人の陣営のしかばねを、空の鳥、地の獣に与える。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はおまえたちをわれわれの手に渡される。」 (45~47)
定刻礼拝のための賛美 / 390番 たてよ、いざたて
今まで、人類の歴史上、16,000回ほどの戦争が起きて、世界大戦は2回も起きました。軍隊で起きる問題は、命とつながります。そういう意味から見る時、軍宣教くらい重要なことはありません。多くの信徒が、軍隊で信仰生活の苦しみを経験します。ヨシュア、カレブのような人は、みな軍人出身です。本文のダビデも軍人出身で、軍宣教の創始者だと言えるくらいに答えられました。どのように大きな答えを受けることができたのでしょうか。ダビデは三つの時刻表を持っていました。
1.味わいの時刻表
ダビデは、味わいの時刻表を持っていました。どのような味わいでしたか。幼いダビデが、大祭司サムエルに出会いました。ダビデはサムエルを通して、神様を恐れずに戦争を好むペリシテと、ペリシテに奪われた契約の箱、そして、先祖から受け継がれている福音の契約を聞いたでしょう。ダビデは、この契約を握って、信仰と実力を身につけました。そして、多くの詩篇を書くくらい定刻祈りをしました。羊を飼いながら一匹も失わないくらい、常時祈りをしました。また、問題をおいて必ず解決する集中祈りの奥義を持っていました。
2.証人の時刻表
ついに、ダビデに証人の時刻表が来ました。ペリシテ将軍のゴリヤテが主をなぶり、戦える兵士がいたら出て戦おうと言いました。この時、ダビデがお使いに出されて、エラの谷でこの声を聞きました。王の許しを得たダビデは、手に棒を持って、五つの石を拾ってゴリヤテに投げて倒しました。ダビデは、ペリシテとイスラエルの軍人全員が見る中で、人の命が剣ではなく、主の御手にあることを証明する証人として立ちました。
3.弟子の時刻表
その時から、ダビデには弟子の時刻表が来ました。ゴリヤテに勝ったダビデを、サウル王と将軍たちが喜ぶと思いましたが、反対に殺そうとしました。仕方なく、ダビデはサウル王と軍隊から逃げる避難生活を始めました。避難生活のように見えますが、ダビデのもとに真の軍人、真の弟子があらゆる場所から集まりました。ついに、軍人ダビデが王になった時は、契約を持ったしっかりした国を建てるようになりました。
- ダビデは祈りの力がありました。問題が起きたら答えを見つけて、環境や恐れにだまされずに、神様の時刻表を待ちました。祈りの力を回復することがもっとも重要です。
インマヌエル教会 聖日2部 / 2010.6.27