リーダーとしての準備
ダニエル1:1~8 ダニエルは、王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒で身を汚すまいと心に定め、身を汚さないようにさせてくれ、と宦官の長に願った。(8)
定刻礼拝のための讃美 219番 おそれなく近よれ
世界の現場にはたくさんのリーダーがいます。しかし、世の中を動かして時代を変化させるリーダーは、神様の力を知っている人です。その代表的な人がダニエルです。ダニエルはバビロンに捕虜として捕らえられて行ったのですが、神様がくださる力を持ってバビロンを生かす総理になりました。ダニエルを通じて神様とイスラエルの権威が回復し、結局はバビロンまで治めるようになりました。ダニエルは、どのようにして神様の力を実際的に生活の中で味わって、時代を生かすリーダーになったのでしょうか。
1. 役人であった時に下した決断
本文でダニエルは心を定めたと言われていますが、これはどんな仕事でも神様のみこころによって決めたということです。これがダニエルがリーダーとして成功した理由です。しかし、大部分の人は、みこころではない生活を送って行きます。心に定めたことがあっても、自分の思いとか、まちがった決意で生きて行きます。そのようにして、少しの間、成功しても、もっと大きい霊的な問題と呪いの中に陥るようになります。ダニエルのように神様のみこころを持たなければなりません。
2. 総理だった時
ダニエルが総理だったとき、まわりの人々はダニエルの成功をねたんで、陰謀をくわだててダニエルを苦しめました。ダニエルを獅子の穴に入れて死にまで追い込みました。しかし、ダニエルはまったく揺れずに神様の前に立ちました。ダニエル 6章10節を見ると、ダニエルは文書の署名がされたことを知ってからも、いつものようにひざまずいて、神様に祈りました。そして、獅子の穴に入れられる危機の中でも揺れずに普段のように神様に祈りました。そのとき、神様が御座の祝福でダニエルを守って救ってくださったのです。
3.ティグリス川の岸で
ダニエルはティグリス川の岸で断食しながら祈っていて、時代を見るようになりました。時代に向けた神様の計画を見つけたのです。ダニエル 10章 10節を見ると、神様が主の御使いを送って、ダニエルをゆさぶって立て起こしました。このように、時代と現場を抱いて重要な祈りをするとき、神様がみことばをくださって答えてくださいます。行く所ごとに天の軍勢、御使い送って、ふさがった道を開いてくださいます。これが神様の力を持ったリーダーが受ける祝福です。この祝福を受ければ、時代を生かすようになって、どんな問題も危機も勝ち抜くことができます。
-ダニエルの生き方を詳しく見てください。彼はどのようにして、時代を生かすリーダーになったのでしょうか。その奥義を見つけて、今日、私の生活に具体的に適用してみましょう。
総会神学校特講 / 2010.4.28