小さな伝道 - 大きな実
使17:16~34 死者の復活のことを聞くと、ある者たちはあざ笑い、ほかの者たちは、「このことについては、またいつか聞くことにしよう」と言った。こうして、パウロは彼らの中から出て行った。しかし、彼につき従って信仰に入った人たちもいた。それは、アレオパゴスの裁判官デオヌシオ、ダマリスという女、その他の人々であった。 (32~34)
定刻礼拝のための讃美 256番目をあげ天を見よ
アテネ地域は、パウロの伝道の働きの中で、実がもっとも少なかった所でした。ごく小さな伝道でしたが、大きな実を結びました。私たちが伝道のために集まって祈り、小さな実践をしたことが、神様の目にはとても尊いため、大きな実を与えられます。一日を始めながら、「今日、私はどのような伝道者の人生を生きるべきか」について考えるならば、大きな実へとつながります。
1.伝道のためのとても小さなこと
ヨセフが大きなことをしたのではなく、ポティファルの家に行って熱心に働いただけなのに、神様がヨセフを総理にしてくださいました。犠牲のいけにえという契約を握ったモーセは、杖一本しかありませんでしたが、行くあらゆる所で神様の働きが起きました。サムエルとダビデがインマヌエルの契約を持っていましたが、行く所ごとに人が生かされました。イザヤ預言者は、メッセージを伝えて死にましたが、神様の働きによって大きな実が結ばれました。パウロは、少ない忠実な人々に福音を頼みましたが、その後、ローマを征服する働きが起きました。
2.アテネでの小さなこと
小さなことに大きな実が結ばれる理由があります。アテネは、今のギリシアの首都です。アテネの意味は、守護の女神アテナ女神から出た単語です。この地域には多くの偶像がありました。また、プラトンの理想主義、エピクロスの享楽主義、ストイックの禁欲主義に満たされた所でした。ここに行って福音を伝えたということは、小さなことのように見えますが、パウロの伝道チームはその都市で理由のある伝道を実践しました。
3.後に大きな実として現れた小さな伝道
イエスがキリストであり、その証拠としてよみがえられ、神様は目に見えませんが、創造主なる神様として、私たちがキリストの中で同じ血統であることを証ししました。その結果、小さな伝道の実を結ぶようになりました。デオヌシオとダマリスという女が福音を聞きました。しかし、後の歴史を見ると、ここに大きな教会が建てられ、デオヌシオが大監督になりました。どんなに小さな働きであったとしても、伝道運動は大きな実として現れます。田舎など、大変な現場で福音を伝えると、実が小さく見えるかもしれませんが、その実は決して小さくありません。
- 神様が伝道の門を開かれます。私のいる現場で実践する小さな伝道が、世界福音化の始まりです。今日、私の伝道計画は何ですか。伝道計画を立てて、小さなことでも実践しましょう。
核心訓練メッセージ / 2010.4.17