宗教と福音
使徒4:1~12 │ この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御 名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。(12)
♬定刻礼拝のための讃美 96番 この世の闇路には
ペテロは足のなえた人を立たせて、イスラエルの民にキリストを宣べ伝えたという理由で宗教裁判 の法廷に立ちました。このときペテロが時代的な宣言をしました。まさに本文の内容です。初代教会 は何の過ちも犯さなかったのですが、異端のぬれぎぬを着せられてあらゆる迫害を受けました。この ように神様が初代教会に迫害を許されて、伝道者が苦しみを受けるように許された理由は、まことの 弟子を見つけ立てるためです。神様はまことの弟子を通して何をなさろうとされるのでしょうか。
1. 偶像と災いに陥った人を救い出すことを望んでおられます
聖書にだけ偶像を造ってはならない、それを拝んではならないと語っています。偶像を崇拝すると必ずサタンと悪霊の働きが起きます。サタンは時代ごとに強大国が偶像に仕え て神様を知らないようにさせ、偶像文化に従うようにさせて世の中を混乱の中に陥らせま した。創3章、6章、11章 結局、偶像に陥った強大国はすべて滅びました。そして終わりの日に 霊界にものすごい霊的な混乱をもたらします。これらを防ぐために、ただ福音によって結 論を下した伝道弟子が必要です。
2. 宗教化した教会を生かすことを望んでおられます
宗教化した教会は偶像崇拝する宗教と同じです。福音を知らないイスラエルに何度も大きな災いが起きました。自分なりに信仰生活をしていると思っていたイスラエルの民が、神 様を知らない異邦強大国の奴隷や捕虜になったり属国になったりしました。しかし、福音 を回復した使徒たちとまことの弟子たちを通して250年後にローマを福音化しました。宗教 と福音は違います。偶像と同じく宗教化した教会を生かすために神様は福音を持った私を 呼ばれました。
3. まことの福音回復を望んでおられます
イスラエルの民がエジプトの捕虜になってから400年ぶりにモーセが犠牲のいけにえをささげなさいというみことばを握って福音を回復しました。マラキ預言者以後、弱まった福 音を700年ぶりに初代教会を通して、1500年ぶりにマルティン・ルターを通して回復しまし た。これがキリスト教の歴史です。しかし、また福音がなくなっていきます。このとき神様 がまことの福音を回復するために私たちを呼ばれました。
この時代に最も必要なものは福音であって、神様が一番探しておられる人はまことの福音を持っている
弟子です。福音を持っている私に向けられた神様の計画は何であるかを探して深く黙想しましょう。
インマヌエル教会 聖日 2部 / 2013.6.9