アイデンティティ訓練
使徒6:1~7 │ そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評 判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせる ことにします。そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにしま す。(3~4)
♬定刻礼拝のための讃美 212番 清くあれ祈りもて
世の中の多くの人が、残念なことに、持っている人は持っていることで、ない人はないことで、葛藤 の中でさまよっています。自分がだれなのか、なぜ生きるのかもわからないで、問題と限界にぶつかる ようになれば、極端な選択をする場合をたびたび見るようになります。それで、神様は私たちにこうい う世の中で福音を伝える伝道者のアイデンティティを確かに持ちなさいと言われます。神の子どもが 味わうアイデンティティは何であり、どのように訓練されなければならないのでしょうか。
1. 世の中の人々のアイデンティティ回復
世の中の人々は、知識探求、瞑想運動、気功、正しくない霊的な神秘体験などを通して、自分のアイデンティティを見つけようと、時間と物質を投資しています。しかし、神様を離 れた状態にいる人間は、どんな努力をしても、自分のアイデンティティを見つけることはで きません。福音がない宗教生活と努力で自分を見つけようと努力する人々を生かす唯一の 答えは、イエス・キリストしかありません。イエス様は、唯一の道と真理、いのちであり、神 様に会う唯一の解答であることを、確信して伝えなければなりません。
2. 聖書に記録されたアイデンティティ回復
自分がだれであり、何をしなければならない人なのかわからなかった弟子たちが、イエス様に会って「人間をとる漁師」として、伝道者としての新しいアイデンティティを回復する ようになりました。また、アイデンティティが回復したパウロは、神様が備えられた異邦の 民族のための、重要な伝道の祝福を味わいました。本文で、初代教会はあらゆる迫害と圧 迫の中にあったのですが、イエス様の死と復活を体験した彼らのアイデンティティは、聖霊 に満たされて、より一層、かたい信仰になり、殉教の祝福まで味わうようになりました。
3. 祈りの訓練
福音を持った私たちの最も重要なアイデンティティ訓練は、祈りのスケジュールを持って味わうということです。初代教会の信徒は、自分がだれなのかを知って、個人のアイデンテ ィティに合う祈りを見つけ出しました。そのとき、五旬節の日に約束された答えが臨んだの です。約束を握って祈る私に、神様は私の無能と限界を越える聖霊の満たしの答えをくだ さいます。正しいアイデンティティを回復して、祈りの奥義を味わう神の子どもは、行く所ご とに伝道の働きを体験できます。
フォーラムの主題
神様が私にくださった福音で回復したアイデンティティを確認して、私のアイデンティティに合う祈りのス ケジュールをたてて実践してみましょう。
産業宣教メッセージ / 2013.6.8