ローマ1:16~17 │ 私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ 人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。(16)
♬定刻礼拝のための讃美 344番 この目には何も見えずとも
ヘブル11章の時代を変えた信仰の人物には、特徴がありました。神様のみことばを握って、揺れない 信仰によって神様がくださるまことの答えを味わったのです。信仰の目ですべてのことを見ることがで きる人は、小さい困難や誘惑に揺れないで、福音のためにいのちまでかけることができます。また、世 の中が太刀打ちできない神様の大きい働きを体験できます。神の子どもが暗やみの勢力が満ちてい る世の中で勝利するためには、どんな信仰を回復して味わわなければならないのでしょうか。
1. 旧約時代の完全信仰を持った者
旧約時代の多くの人が、神様を離れた状態で罪の中に陥り堕落して、ネフィリム時代が到来し、霊的問題でさ迷うようになりました。このとき神様は、信仰を持ったノアを選ばれ て、箱舟の約束と救いを贈り物でくださいました。カレブとヨシュアは、数多くの不信仰と 不平不満がいっぱいだったイスラエルの民の前で、大胆に信仰の告白をして、大きい勝利 を味わうようになりました。このように、神様の契約を握って決断した者を、神様は完全信 仰を持った者が受けるまことの答えの証人として立てられます。
2. 新約時代の完全信仰を持った者
ローマ16章には、初代教会の信徒の完全信仰を通した勝利が記録されています。いのちを脅かす大きい患難と迫害の中でも、初代教会の信徒は、世の中の方法を探さないで、目 に見えない霊的な力でローマ教会の教権とローマの兵士の前で信仰を守りました。今、私 が直面している困難の中に隠されている神様の計画を発見することができるように、ただ 祈りの奥義を持って完全信仰を通したまことの答えを体験しなければなりません。
3. 教会史の中の信仰を持った者
マルティン・ルターは「義人は信仰によって生きる」というみことばを握って、宗教改革で時代的に用いられました。ムーディーやウェスレイのような伝道者は、自分の限界を越 えて、ただ福音の力を頼って完全信仰を持って、行く所ごとに福音の大きい影響力をおよ ぼすようになりました。
私の信仰が完全信仰なのか点検してみて、私の信仰を揺れるようにさせることは何か、静かに黙想してみましょう。
産業宣教メッセージ / 2013.6.1