なぜ、人間は幸せではないのでしょうか。聖書は、「だます者、滅亡の者、偽りの父悪魔」に人間が だまされて、神様を離れたからだと語ります。人間は神様を離れた原罪によって、完全災いと呪いの中 に陥りました。しかし、神様は人間の救いを定められ、キリストを遣わしました。これが最高の福音で す。この福音をどのように信じて体験すべきでしょうか。

1. ペテロの悟り 

救われた神の子であっても、救いの祝福の大きさはよく分からないものです。聖書のエリヤとバプテスマ・ヨハネは数多くの奇跡を行い、力を見せました。しかし、神の子に与え られた救いの祝福はそれ以上のものです。ペテロはイエスがキリストだと告白し、福音の 偉大さと力を悟りました。イエス様が、聖書の人物だということを越えて、人間を救われる キリストであり、すべての問題の解決者であることを悟りました。

2. ペテロの告白 

ペテロは「あなたは、生ける神の御子キリストです。」だと告白しました。ここで「あなた主」は人生のすべての責任者であるという意味です。また、「キリスト」はサタンが恐れる名 です。人間は自ら運命を変えることはできません。呪いから避けることもできません。それ ゆえ、生きておられる神の御子イエス・キリストを送られたのです。この福音を信じて、告 白をしたペテロにイエス様は天国の鍵を授けてくださいました。

3. ペテロに現れた証拠 

ペテロは弱き人間でしたが、歴史に残る証拠をもった者です。ペテロは、よみがえられたイエス様を否認して、逃げるほど弱かったです。しかし、結局彼はマルコの屋上の間の主役 になりました。そして、伝道運動の門が開かれ、福音を体験したペテロを通して、足なえた 人がイエス・キリストの名によって起き上がりました。法廷上でイエス・キリストが唯一の 救い主であることを伝えました。このように、福音だけを見上げたペテロを通して時代を変 える証拠が現れました。

今日、イエス・キリストが私の救い、力であると告白しましょう。この事実を黙想しながら、神様から与えられたイエス・キリストの福音をどのように味わうべきか考えてみましょう。