神様の奇跡
使徒7:1~60 │ こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼 んで、こう言った。「主イエスよ。私の霊をお受けください。」そして、ひざまずい て、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。(59~60)
♬定刻礼拝のための讃美 444番 み恵みゆたけき
聖書には神様の力で成就した数多くの奇跡が出てきます。その中には「逆奇跡」Reverse Miracleがあり ます。それは神様の契約を握った信徒が「失敗」して、神様を信じない人が「成功」したということで す。なぜこういうありえないことが教会と信徒に起きているのでしょうか。伝道と福音の目で詳しく見 れば、神様の隠された計画を発見できます。逆奇跡の中に隠された意味は何でしょうか。
1. 未信者の勝利 イスラエルを囲んでいたペリシテとアッシリヤ、バビロンとエジプトなどは福音を知らな
かったのですが、世界に影響を及ぼす強大国でした。イスラエルの民が福音をのがしたと き、強大国がイスラエルの民を侵略して捕虜としました。うわべで見ると、未信者が勝利す るように見えたのですが、事実は、イスラエルの民にはこの時期が福音を正確に回復する 機会でした。未信者の勝利の前で落胆したり恨んだりせずに、神様がくださった計画を発 見しなければなりません。
2. 福音運動に降りかかる患難 福音運動が起きたとき、多くの人が福音を持った者を迫害して非難しました。初代教会
の信徒は数年間、迫害を受けて、韓国のチュ・キチョル牧師は福音のために殉教しまし た。しかし、神様は強大なユダヤ教と無力だった初代教会の勢力をひっくり返されました。 中世時代に福音がなくなったとき、福音の人々を通して宗教改革を起こして時代を変えら れました。神様の時刻表の中で、福音運動に降りかかる患難は答えの門です。
3. 伝道者がない時代 聖書には福音を伝える伝道者がない時代が出てきます。契約の伝達が途切れたとき、
神様は少数の福音を持った人を用いられました。伝道者がない国と時代は失敗するしか ありません。そのときごとに、神様が福音に命をかけた次世代を祝福されました。事件と困 難はRemnant○を立てるための神様の時刻表です。現実がいくら難しくても、神様は福音 によって残った者に新しい力を与えられ、神様の計画を成し遂げるようにされます。
私を通して逆奇跡が変わって神様の奇跡が現れるように祈りましょう。
ヨーロッパRemnant大会 2講 / 2013.4.4