伝道の門
使徒8:4~8 │ 汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出
て行くし、多くの中風の者や足のなえた者は直ったからである。それでその町に
大きな喜びが起こった。(7~8)
ピリピがサマリヤで神様のみことばを伝えたとき、多くの人がそのことばを信じて伝道運動が起こ
りました。また病気の者がいやされ、悪霊につかれた者がいやされました。ペテロがみことばを伝え
たときも、このようないやしの働きが起こりました。いやしは特別な努力によって得るものではありま
せん。神様のみことばが伝えられるとき、いやしの働きが起こります。それならば、神様のみことばを
伝えるときに起こるいやしはなんでしょうか。
1. 基本いやし
人間に肉体と精神の病気が現われるようになったのは、神様を離れてたましいが死ん
だためです。イエス・キリストを信じて神の子どもとなれば、霊的ないやしが始まります。
人に出会ったときに、まず最初に神様のみことばを伝えれば良いのです。みことばを通し
て心に刻印されたことが変わり、イエス・キリストが刻まれれば、体と心がいやされるしか
ありません。また、聖霊の満たしを味わうとき、私がいる学校と職場、家庭が福音によって
生かされます。
2. 病気のいやし
病気があるのにも病院に行かず、無条件に祈りだけするのは間違った信仰です。しか
し、すべての病気と問題の根本には、神様を離れたという霊的な問題が隠されています。
この事実を知り、病気によって苦しんでいる人を訪ねて行き、神様のみことばを伝えれば
良いのです。多くの人が病気の原因を知らずに苦しんでいます。特にうつ病のような精神
問題は深刻です。この人々が福音を受け、いやされるように常にみことばを伝えれば良い
のです。
3. 社会・文化のいやし
今日、社会と文化は、暗やみの勢力が支配して病んでいます。科学の技術は発達するの
ですが、犯罪は増え、情緒は疲れはてています。暗やみの勢力で満ちた文化を福音の文
化へ、いのちを生かす文化へといやせば良いのです。多くの人が世の中の文化と遊興、宗
教団体を通してまことの幸せを得ようとします。彼らに救い主であるイエス・キリストを伝
え、まことの幸せを回復するように助ければ良いのです。
いやしは伝道の門であり、神様の力があかしされる機会です。たましいと心、肉体をいやすみことばの力