国を救う星

エステル4:10~17 │ 「行って、シュシャンにいるユダヤ人をみな集め、私のために断 食をしてください。三日三晩、食べたり飲んだりしないように。私も、私の侍女たち も、同じように断食をしましょう。たとい法令にそむいても私は王のところへまい
ります。私は、死ななければならないのでしたら、死にます。」(16)

♬定刻礼拝のための讃美 91番 なやめるひとびと

普段、どんな考えをしているのかによって、祈りの答えも変わります。世の中と人を恨む心を下ろせなけ れば、いくら祈っても答えがくるのは遅くなります。環境を恨まないで、神様のみこころと計画を見上げな がら恵みに感謝するとき、運命が変わるほどの祝福を受けます。神様の子どもは少しだけ立派な考えをし ても、大きい答えの門が開かれます。エステルは、神様の民を生かすためにいのちまで惜しみませんでし た。神様がエステルにどんな祝福をくださったのでしょうか。

1. 困難の中で神様の計画を探す
困難が大きいほど、神様が備えられた祝福もより一層大きいのです。特に難しいとき、
重要な計画を持っておられます。エステルは、イスラエル民族が長い間、捕虜であることを 見て、王妃になることにしました。国を救う神様の計画を発見したのです。決心をしただけ なのに、神様はエステルを王妃として立ててくださいました。総理ハマンがユダヤ人を殺そ うと思ったとき、エステルは神様がイスラエル民族を捨てないことを信仰をもって告白し ながら「死ななければならないなら、死にます」と決断しました。

2. 神様のみこころを発見した祈りと導き
祈る人は、仕事を進めるとき、落ち着いて神様に導かれます。モルデカイはエステルにユ
ダヤ人であることを話すなと頼みました。モルデカイを除いた王宮の人は、だれもエステル がユダヤ人であることを知らないほど、エステルはことばを慎んで慎重にしました。決定的 なことに、総理ハマンまでエステルがユダヤ人であることを知らなかったのです。エステル は祈って待つ中で、神様の計画を求めながら王を招いた最後の宴会の日に、総理ハマンの 策略を知らせました。急に差し迫った状況でも落ち着いて祈りで導きを求めた信仰が、国 を生かしました。

3. 小さなことにも大きな答えを受ける方法
神様のみこころを知って立派な考えをする人は、小さなことをしても、大きな答えがきま
す。エステルは、戦わないで祈りながら王にことばを言っただけなのに、総理ハマン含めた 悪い者をすべて処刑させました。イスラエル民族が生かされたこの日を記念して「プリム の祭り」が誕生して、全世界に神様を知らせました。エステルのいとこであったモルデカイ は総理になりました。ささいな葛藤を捨てて、困難の向こう側にある神様の計画を発見す るとき、神様が大きな祝福を注いでくださいます。

フォーラムの主題
ステルが問題の前でうろたえずに落ち込まなかった奥義は何だったのでしょうか。神様の力を信じたエス テルの決断が、私の決断になるように祈ってみましょう。
インマヌエル教会 聖日 1部 / 2013.2.17