地域を抱いた祈り
使徒16:16~18 │ 幾日もこんなことをするので、困り果てたパウロは、振り返ってそ の霊に、「イエス・キリストの御名によって命じる。この女から出て行け。」と言っ た。すると即座に、霊は出て行った。(18) ♬定刻礼拝のための讃美 471番 十字架のもとぞ 私が所属している現場に慣れると、客観的に見るのが難しくなります。生活しながら周辺に問題が生まれてこそ、現場で起こることを注意深く見るようになります。私が生活している地域の霊的状態を見ることができるように、地域で起こる事件と状況を見ることができなければなりません。どのようにすれば地域を福音化し、周辺の人に福音を伝えることができるのか祈らなければなりません。このことのために、地域を見る目が開かれることはとても重要です。どのようなことを重要視すべきでし ょうか。
1. 飢え渇いていること
ヨセフに絶え間なく問題が来ました。家族に裏切られ、悔しい汚名を着せられました。しかしヨセフは問題を見ませんでした。飢え渇いたエジプトの現場を見ました。神様とともにいてこそ幸せな人が、神様を離れた後、飢え渇きだけが残りました。この目で地域の問題を見て、私の問題を見るならば、神様が備えられた飢え渇いた人に会わせ、世界の基の置かれる前から準備された弟子との出会いを許されます。地域の霊的飢え渇きを本当に見ることが、伝道者の生活で最も重要です。
2. 地域の状況
私が生活し、勤め先の地域はおもにどんな文化が発達していますか。さもなければ、どのような経済が流れていますか。どのような宗教に影響を受けていますか。この事実を参考にしながら地域を見てこそ、地域に合う伝道が見えます。偶像に満ちた町、経済的に豊かな町、文化が発展した町に相応しく、どのように伝道するのか祈るならば、神様が知恵 をくださるでしょう。
3. 地域を通してくる答え
パウロが悪霊につかれた者に福音を伝えて牢獄に入れられました。パウロの小さな伝道がそれで終わりませんでした。牢獄で、看守と看守の全家族が救いを受ける祝福がありました。伝道者ならば周辺の環境や問題のために落胆しないで、答えが来たとしてもただ喜ぶのではありません。神様がくださった地域で、謙遜にキリストの祝福を味わえば良いのです。そうであってこそ、飢え渇きを他のことで包む人々が見え、その地域を握っている暗やみの勢力が見えます。私がいる地域に、神の国が臨むように伝道者の祈りが必要です。
フォーラムの主題 私は、私がいる地域を見ながら、どのような祈りの課題を持っているのでしょうか。地域に働く暗やみの勢力を見て、伝道に方向を合わせてみましょう。神様は必ず時代を生かす知恵をくださいます。 産業宣教メッセージ / 2012.8.11