初代教会が味わった伝道
使徒6:1~7 │ そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評 判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせる ことにします。そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにしま す。」(3~4) 初代教会は、世の中の目で見たときには弱く見える人々が集まっていたのですが、神様がもっとも 喜ばれる伝道の祝福を味わったために、世界福音化をする主役となりました。多くの信徒が伝道に負 担を感じますが、伝道は神様がなさることであり、人の力ですることではありません。また、伝道は義 務ではなく、祝福であり答えです。初代教会は伝道の祝福をどのように味わったのでしょうか。そして、 今日、現場で伝道者として立てられる答えを受けるために、どのように準備をしなければならないの でしょうか。
1. 初代教会は四つのことを味わいました
初代教会は、現実の苦しみの中でも四つの祝福を味わいました。最初に信仰で満たさ れました。神様がくださる力を見上げ、霊的な目で世の中を見ました。二つ目に知恵で満 たされました。学びや能力と関係なく、神様が知恵を与え、問題の前で霊的な目で判断す るようにされました。三つ目に聖霊で満たされました。聖霊の満たしを味わい、教会の主 人となり、牧師を助ける人となる信仰生活をしました。最後に賞賛に満たされました。行く 所々で人が生かされ、神様が生きておられることをあかししました。
2. みことばがますます広まって、弟子が立てられる答えを味わいました 使徒6:7
初代教会が努力したので伝道運動が起きたのではありません。神様がくださる霊的な 力を体験するときに、特別な努力をしなくても福音運動が起き、現場でみことば運動が起 きました。その結果、地域と職場、学校にいる人が福音を受けて生かされ、弟子が立てら れ、本{格的に現場で伝道運動が起きました。私から福音の中に深く入れば、伝道運動は 起きるしかありません。
3. 答えが継続します
みことばの中に入れば、答えが継続します。ステパノの殉}教は、時代を生かす伝道運動が 始まる歴史的な事件でした。使徒7:54~60 また、神様はサマ}リヤの門を開かれ、エチオピアの 宦官を通して異邦の現場に福音が伝えられるようにされました。また、コルネリオ、ルデヤ など、伝道運動に必要な弟子に出会うようにされました。重要なことは、すべてのことを福 音によって始めることです。みことばに深く根を下ろすとき、答えは自然に従ってきます。
フォーラムの主題 現実が苦しく見えても、霊的なアイデンティティを握っているならば、問題となることがありません。神様の子どものアイデンティティを回復してみましょう。私が見る私のアイデンティティではなく、神様が見ておられる私のアイデンティティを黙想しましょう。 核心訓練メッセージ / 2012.4.14.