伝道弟子の背景
使徒1:1~8 イエスは苦しみを受けた後、四十日の間、彼らに現われて、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。 (3)
定刻礼拝のための讃美 / 340番 主と主のことばに
初代教会の伝道弟子はどんな背景を持っていたので、世界を動かしたのでしょうか。パウロは世界を動かした人物だったのですが、イエス・キリストを信じてすべてを奪われてしまいました。それにもかかわらず、世界を動かしました。また、初代教会は死の危機に追い詰められて大きい迫害にあったのですが、揺れないで世界を動かしました。どんな背景を持っていたので、このような答えを味わえたのでしょうか。
1. 根本の背景
私たちは大小の問題に会ったり、葛藤に陥ったりしながら、苦難にあったり、危機に会ったりもします。このとき、根本の背景を味わうことが重要です。根本の背景というのはなんでしょうか。残った者、残っている者、残る者という三つの単語を記憶しなければなりません。神様はキリストの奥義を分かる私たちを、時代を生かす残った者として呼ばれました。もう私たちはどんな現実の中でも動揺することがなく堅く立っている、残っている者にならなければならず、残る者を探して立てる使命もあります。残った者、残っている者、残る者の中で世界福音化する弟子が出てきます。この背景をのがしてはいけません。
2. 教会の背景
初代教会の伝道弟子は、根本の背景だけでなく、教会の背景を味わいました。教会の背景は超越的な力がある背景です。使徒の働き2章に、五旬節の日にだれも止めることができなかった炎と風のような聖霊の働きが教会の背景です。聖霊の働きの中でみことばが成就して、伝道の門が開かれて、現場に伝道弟子が立てられて、現場を変化させる力が教会の背景です。また、宣教するくらいの力と、文化を征服するくらいの力を神様がくださいました。この教会の背景を聖日の礼拝のときに味わえば、残りの6日間に重要な答えが付いてきます。
3. 権威の背景
神様が天と地のすべての権威をイエス・キリストに与えられました。私たちはキリストによって救われた神様の子どもであり、キリストの代理人です。そして、すべての国の人々と万民と地の果てにまで行って、キリストを伝えて弟子を立てなければならないキリストの大使です。また、キリストの祝福を味わって伝える祝福の子どもです。この祝福を私たちの現場で味わう権威が私たちに与えられました。
- 神の国の背景をいろいろな角度から黙想して、現実と状況よって味わえる祈りの力がなければなりません。
北アメリカ産業人 2講 / 2011.6.1