葛藤の時代に用いられる働き人
使1:1~2 テオピロよ。私は前の書で、イエスが行い始め、教え始められたすべてのことについて書き、お選びになった使徒たちに聖霊によって命じてから、天に上げられた日のことにまで及びました。
定刻礼拝のための讃美 / 96番 この世の闇路には
神様がもっとも尊く用いられる働き人はどのような人でしょうか。人にもっと多いことが「葛藤」です。国家や社会の中にも葛藤が多く、教会の中にも、恵みよりは葛藤が多いです。そのため、多くの人がこの時代を「葛藤の時代」だと言います。特徴として、また、体質的に、葛藤を作り出したり、葛藤にたやすく陥る人がいますが、大きく損することがあります。使徒の働きは、医者ルカが記録しました。初代教会の当時は、葛藤が深刻な時代でした。このような大きな葛藤の時代に、神様が大いに用いられた働き人がまさにルカでした。
1.ブリッジ(Bridge)の役割をする人
使徒の働きを記録したルカは、テオピロという重要な人物と福音の大きな架け橋の役割をしたのです。神様と人の間には、ブリッジの役割が必要です。元々、ブリッジはイエス・キリストですが、私たちがこの役割をすることが重要です。そして、重要な人と人の間にブリッジの役割をする人が必要です。仕事をしながら葛藤が多くなると、ブリッジの役割をする人が必要です。教会の中や現場でも、ブリッジの役割をする人がいれば、神様はすばらしい祝福を与えられるでしょう。
2.配慮する人
テオピロは当時、有名な人であり、簡単に初代教会に来れるような人ではありませんでした。その時、ルカが重要な福音と教会の答えを手紙に記録して、テオピロに伝えましたが、それがルカの福音書と使徒の働きです。ルカはテオピロの立場と地位を十分に配慮しました。普通の人は自分の立場だけを考えて言いますが、聖書では神様に大いに用いられた人は、みなが相手を深く配慮しました。代表的なのがダビデですが、サウル王が霊的に苦しむことを知って、すべてにおいて深く配慮し、パウロもまた、ユダヤ人にはユダヤ人のように、福音のない人には福音のない人のように振舞いました。
3.聖霊に導かれた人
葛藤の時代にブリッジの役割や配慮することより重要なことがありますが、すべてにおいて聖霊に導かれる人です。聖霊に導かれると、すべての現場と人を生かすようになります。救われた人は、聖霊の導きを受ける資格と特権があることを、必ず忘れてはなりません。これが救われた者のアイデンティティーです。聖霊の導きはどのように受けられるのでしょうか。悩んだり思い煩わず、不信仰せず、助け主の聖霊が私たちの中におられることを信じれば良いのです。聖霊の導きを続けて受けると、聖霊の満たしの働きが起きます。
- 私はどのような人ですか。葛藤の中にいますか。それとも、ブリッジの役割、配慮する人、聖霊の導きを受ける人ですか。
専門宣教局メッセージ / 2011.3.22