伝道者のみことば
ヘブル4:12 神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。
定刻礼拝のための讃美 / 93番 イエスはわがいのち
私たちは信仰生活をしながら、みことばが奥深い、恵み深い、良い、悪いなどということに関心を持っています。多くの信徒が、みことばが良い教会を探して、あちらこちらさまよったりしています。しかし、神様が願っておられることは、みことばが良い、悪いではありません。神様は、神様の子どもである私に、今日のみことばを与えたいと願っておられます。
1. 今日
私の過去と未来を変える機会が今日です。多くの人は、自分の枠と考え、体質を変えようとはしません。しかし、正確な神様のみことばが今日私に臨み、そのみことばを正確に握るならば、変えることができます。今日のみことばと祈りと伝道の中にいるならば、正確なみことばを握ることができます。今日、私に答えになるみことばを握ります(ヘブル4:12)。今日のみことばを握って、深く黙想して考えながら、神様に方向を向ける祈りに入っていく時に、驚くべきことが起きます。祈る時に、天の御座の祝福を味わうようになります(黙8:3~5)。このとき、実際的な答えと証拠が来て、どうしてもできなかった伝道が成り立つようになります。
2. 人
重要な人に、必ず必要な時間に必要なみことばをあげることが伝道者のみことばです。みことばをどれだけうまく伝えたのか、マルコの屋上の間に15ケ国の人たちが集まりました(使2:9~11)。そのとき、ペテロがヨエル書2章のみことばを引用しながら、最も正確にみことばを伝えました(使2:14~21)。この時から、正確なみことばが、講壇と現場で継続して聞こえてくるようになります(使2:41~42)。聖書には、みことばを伝えられて3千弟子が起きました。
3. 事
その時刻表とその事にあったみことばをあげることが伝道者のみことばです。イエス様の約束を握って、初代教会の信徒たちがマルコの屋上の間に集まりました(使1:14)。大きな迫害が起こったとき、散らされた信徒たちがアンテオケに集まり、新しい教会が始まりました(使11:19)。教会史上、初めて宣教師を派遣しました(使13:1)。神様は、アジヤに行こうとしていたパウロをマケドニヤへ導かれました(使 16:6~10)。エペソで起こった神様の働きを見て、パウロはローマに行くことを願いました(使19:21)。このように、重要な事が起きるたびに、伝道者を通して正確なみことばが伝えられました。私たちは、必ず今日という時刻表と人、事の中で、みことばを正確に握らなければなりません。
- 今日、私はどんなみことばを握って一日を過ごしているのでしょうか。私に出会う人に、一番正確な時間に、一番必要なみことばを伝えてあげる伝道者として立つことができるように祈りましょう。
伝道学メッセージ / 2011.1.22