福音エリートの生活
ピリピ3:1~20 それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。私はキリストのためにすべてのものを捨てて、それらをちりあくたと思っています。それは、私には、キリストを得、また、キリストの中にある者と認められ、律法による自分の義ではなくて、キリストを信じる信仰による義、すなわち、信仰に基づいて、神から与えられる義を持つことができる、という望みがあるからです。 (8~9)
定刻礼拝のための讃美 / 434番 すくいぬしイエスと
世の中はつらく苦しい生活をしている人も多くいますが、エリートも多いです。想像以上に、エリートの現場には、大きな伝道の畑があります。しかし、ほとんどの教会がこの現場を逃しています。エリートの現場は私たちが必ず生かすべき重要な伝道の現場であり、伝道の大きな畑です。私たちはどのようにエリート現場を生かすべきでしょうか。
1.エリートの生活
エリートは、多くの部分で長所を持っています。彼らは何をしても積極的で、熱心に取り組むため、成功します。しかし、隠れた霊的な問題が多いです。他の人が知らない個人の問題、家庭の問題、子どもの問題で苦しみます。これがまさに彼らを生かすべき理由です。多くの宗教団体と、世の中に影響を及ぼす団体はすべて、エリート社会に入り込みました。しかし、まことに世の中を生かすべき教会は、エリートに多くの影響を及ぼしていません。
2.聖書の中のRemnant
聖書の代表となる7人のRemnantを見ると、時代と国家を生かしました。神様は彼らがその時代と強大国をよく知るようにされました。また、早くからエリート教育を受けるように導かれました。そして、当時の文化を征服させられました。彼らが文化を征服するたびに、大きな福音運動が起きました。聖書の中の7人のRemnantは、みなが福音を持つエリートでした。
3.福音エリートパウロ
パウロは、学歴から当時の最高の学者であったガマリエルの門下生であり、文学都市であったキルキヤのタルソ出身で、幼い時からエルサレムに留学した、優れた人材でした。経歴でも最高のグループに属した律法学者であり、特権階層であったパリサイ人であり、ローマの市民権も所有していました。このようなパウロが福音を受けると、自分が今まで持って味わっていたすべての特権を、ちりあくただと言いました。それくらい、パウロはキリストを発見して味わった人物でした。これがまさにまことの福音エリートです。このようなエリートを教会の中で見つけて、私たちの次世代の中でも見つけなければなりません。もっとも重要なことは、外にいるエリートを見つけることです。特に、大学の現場と一流会社に多いです。彼らを見つける実際的な資料とシステムを準備して、関心を持って祈らなければなりません。
- 私はどのように福音エリートとして準備すべきでしょうか。私の教会がエリートを生かす、力のある教会になるように祈りましょう。
伝道学メッセージ / 2011.1.15