伝道者の生活を味わったカレブ
ヨシュア14:6~15 どうか今、主があの日に約束されたこの山地を私に与えてください。あの日、あなたが聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々があったのです。主が私とともにいてくだされば、主が約束されたように、私は彼らを追い払うことができましょう。 (12)
定刻礼拝のための讃美 / 399番 さかえの王にます主の
福音を味わうということは、家庭の問題や国家の危機、大きな苦しみにあうとき、その中で最高の答えを見つけることが、まことに福音を味わうことです。その証人が、聖書の7人のRemnantです。福音をまことに味わう人は、何が異なるでしょうか。本文のカレブは、危機と問題の前でまったく揺れずに、神様の契約を堅く握って勝利した福音の働き人でした。私たちは福音の人カレブを通して、福音を味わう奥義を見つけなければなりません。
1.モーセに仕えたカレブ
カレブは、指導者モーセを通して出エジプト3章18節(犠牲のいけにえ)の契約と、カナンの地に入るという契約を堅く握りました。ヨシュアとともに出エジプトの奇跡を目撃して、荒野の道のりで神様の保護と働きを体験しました。カナンの地に偵察するために行ってからも、カレブは信仰の報告をしました。今、自分の位置と環境が苦しくても構いません。自分の位置と環境に揺れずに、カレブのように、信仰をもって福音の契約を握るならば、神様の働きを体験するようになります。目の前の苦しみを解決しようとせずに、福音の中に深く入って、神様の力を確認しなければなりません。
2.ヨシュアに仕えたカレブ
カレブは、モーセが死んだあと、ヨシュアに仕えました。モーセのために一緒に労苦して仕えていたヨシュアが指導者になって、カレブは仕える者になりました。公平ではないと不平を言うこともできたのですが、カレブはモーセに仕えたように、ヨシュアに仕えました。福音を深く味わう人に、功労や地位は重要ではありません。
3.危機の時に光を放つカレブ
カナン征服の危機が訪れました。大きくて堅固なアナクの山地を見て、そこには行けないという人々の嘆きによって、指導者たちは戸惑い、全体の雰囲気はあっという間に失望してあきらめる方に流れます。そのとき、カレブが出て来て、民を静かにさせて、ヨシュアの前に行ってカナンの地に最初に入った時の契約を思い出させて、「この山地を私にください」という信仰を告白します。契約を堅く握ったカレブ一人によって、カナン征服は成し遂げられました。福音を深く味わう伝道者の生活は、危機にぶつかった教会と時代を生かすようになります。
- 伝道者の生活とは、福音と祈りと伝道の味を毎日味わうことを言います。私の現実と状況に関係なく、ただみことばと祈り、伝道を味わう伝道者の生活を今日見つけて、実践しましょう。
核心訓練メッセージ / 2010.12.11