ミカ預言者を通したメッセージ
ミカ5:2 ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。
定刻礼拝のための讃美 / 377番 みことばなる
「ミカ」という名前は、「主のような人がどこにいるか」という意味です。彼は、捕虜時代以前に活動した預言者であり、イザヤ預言者と同時代を生きた人物です。イザヤやエレミヤ預言者のように、大きな働きは担当しませんでしたが、その時代に必要な神様のメッセージを伝えた預言者でした。特に、サマリヤとエルサレムに対して、多くの警告をした人物です。私たちもまた、多くの人の前に現れる働き人ではなくても、私たちが担当している小さな現場で、福音を尊く伝える伝道者として立つことが重要です。ミカ書全体で、私たちが必ず覚えなければならないことがあります。
1.福音を味わえる器
ほとんどの人が、福音を聞いても問題と現実の前で不信仰して、崩れ、落胆します。福音は完全ですが、私たちが福音を味わうレベルではない場合が多いのです。ミカ預言者はおもに、咎とさばき、偽りの預言者に関するメッセージを伝えましたが、これはイスラエルの民が一言で、福音を持っていながらも、味わうレベルではないという証拠です。そのため、苦しみが続くしかありませんでした。
2.福音を難しく握った人々
ミカは、キリストがペツレヘムで生まれることを直接に預言しました(ミカ5:2)。また、「正しく統治する王(ミカ5:4~5)」、「仰ぎ見る者(ミカ7:7~8)」、「あわれむ者(ミカ7:19)」などのように、キリストに関するいくつかの預言をしたりもしました。しかし、イスラエルの民がどんなに正確に福音を悟って発見したでしょうか。今、私たちが知っているくらいの鮮明な福音を悟れなかったでしょう。旧約の時には、福音と伝道、宣教に対する使命を事実的に悟れないことが多くありました。神様を悟る時まで、戦争、危機、問題、苦しみを与えて、無理やりでも福音を握るようにされました。今日を生きる私たちはどうですか。
3.真の福音を味わう生活
今から私たちは、福音を正しく知って味わう、伝道者の生活を生きなければなりません。後には、必ず神様の大きな働きがついてきます。今、私たちに与えられた現場で、私たちのものが何であり、私たちの使命が何であり、私たちが献身すべきことは何かを見つけなければなりません。また、客観性と霊性を備えてこそ、指導者として立つことができます。いつも祈りの中で幸せを味わい、その中から出る大きな力を味わわなければなりません。
- 私は、どれくらい福音を味わっていますか。無理やりに福音を握って悟ってはいませんか。
Remnant神学校セミナー / 2010.12.8