キリストの復活
マタイ28:16~20 イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(18~20)
定刻礼拝のための讃美 218番 主イエスよわれに来て
聖書は神様のみことばです。聖書を通して神様は「人間に苦しみが続けてやって来る理由と苦難が終わらない理由」を語っておられます。そしてキリストを通して苦しみの問題を解決されることを約束されました。すべての人間の問題は創世記3章の事件から始まりました。その背後にはサタンがいました。幸せを失った人間に女の子孫を送り蛇の頭を踏み砕くと約束され(創3:15)、神の御子が来られ悪魔のしわざを打ちこわされました(Ⅰヨハネ3:8)。このキリストは十字架で死なれ復活されました。
1. 聖書に預言されたイエス・キリストの復活
イエス・キリストを十字架につけなければならないほど、人間はみじめな存在となってしまいました。イエス・キリストの十字架の事件と復活は旧約聖書で預言され、新約時代に成就されました。時間的な差は大きく、記録された年代、時代の人は違ったのですが、預言どおりに成就されました。イエス様は聖書どおりに死なれ、聖書どおりに復活されました(Ⅰコリント 15:3~4)。
2. 歴史的事実であるイエス・キリストの復活
イエス様の十字架の事件は、ローマ総督ポンテオ・ピラトの時に起きた歴史的な事実です。見張りの者たちが3日間堅固に墓を守ったけれど、三日目の早朝、墓の中から光が出てきて入口におかれた石が動き、死なれたイエス様がもう一度生き返って出て来られたのです。この事実をもみ消そうとした歴史的な記録があります。その一つ目が、盗難説です。墓の中におられたイエス様の死体をだれかが盗んで行ったという説です。二つ目は、兵士たちが他の人をイエス様と見間違えたという幻想説で、最後にイエス様が十字架で死なれたのではなく気絶したという気絶説があります。この三つの仮説はイエス様が復活されたという確かな証拠になります。
3. 救い主という証拠で復活されたイエス・キリスト
キリストの復活は、暗やみの勢力を打ち砕く唯一のいのちの事件です。弟子たちも信じられなかったことでしたが、復活されたイエス様が自ら弟子たちに会われました。パウロもイエス様が十字架で死なれ、復活されなければならない確かな理由を知ってあかししました(使徒17:3)。暗やみとハデスの力を打ち砕いて神様に出会う新しい道を開いてくださり、いのちへとあがなってくださいました(ヘブル9:22)。復活されたイエス・キリストが信じられるのなら、それがまさに聖霊の働きと恵みです。十字架のあがないの血が私の人生と関係があるようになります。復活された主の御声を聞かなければなりません。
-キリストの復活とキリストのいのちが、私の心と思いとたましいを日々作り変えてくださるよう求めましょう。
インマヌエル教会聖日1部/ 2010.4.4