十戒に込められた祝福
出20:17 あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。
定刻礼拝のための讃美 491番 わが主、とうとき友よ
十戒は、イスラエルの民が荒野の道を進む中で起きる環境の中で、神様が与えられた解答です。よく勉強して、熱心に生きたとしても、環境に勝つことができなければ、結局、負けてしまいます。自分の身の回りの環境を乗り越えると、大きな成功に変わる土台になるのです。現実の問題の中にだまされる時に出る恨みは、間違うと貪欲につながりやすいです。ここでもっとも重要なことが自分の心の状態と、その背後に実在する霊的な状態です。そのため、神様は今日もみことばを与えられます。毎日のみことばを握って、救いと導きの確信を持つことです。救われた契約の民が当然に受けて味わう祝福があります。今の私の環境は、その祝福の始まりになることができます。
1.救いの祝福と確信
神様が人に与えられた救いの道は、ただ一つ、「ただイエス」です。イエス・キリストを信じるときに救われることを聖書は明らかに示しています。この信仰があるかどうかによって、聖霊の人とそうでない人が区別され、聖霊の人は聖霊に導かれます。神様の子どもとなった私たちは、恨みと不信仰によって環境と問題に引っかかって倒れ、結局は、貪欲に勝てずに崩れるそのような人ではありません。約束の地、カナンを所有する、王である祭司として、聖なる国民、神の所有とされた民として私を召されたのです(Ⅰペテロ2:9)。
2.聖なる大きな望み
それにもかかわらず、未来に対する恐れがいつもあるように見えて、周りの環境は自分だけの問題であるように錯覚したりします。その時、主なる神様はイスラエルの民に、「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、主である」(出20:2)とおっしゃいます。ノアにも、アブラハムにも、ヨセフにも、神様は同じ約束を与えられました。荒野という環境の中に未来が見えないといってあきらめようとした神様の民に、神様は信仰を求めておられます。神様は創造主であり、贖い主であり、全能なる方です。不可能なことがまったくない主です。恵みを与えられることを喜ばれる神様です。私のすべてを知っておられるお父様です。その神様を信じて頼る時に、神様が与えられる真の望みを持つようになります。私たちをやみの中から、いのちの光へと招いてくださった方のすばらしいみわざを宣べ伝えるようにさせる、聖なる望みです。私の未来を通して神様に栄光をささげようとする、大きな望みを持つようになります。これもまた、神様の恵みです。主が与えられた望みによって、環境の問題と霊的な問題に十分に勝つようになるでしょう。
- 救いの確信と福音の大きな望みによって、私が乗り越えなければならない今の環境は何か黙想しましょう。
インマヌエル教会 聖日1部/ 2009.9.20