あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない




出20:16 あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない






定刻礼拝のための讃美 201番 約束のみことば聞きて 
 




 自分が今している考えがまさに「私」です。その考えが家を建てて「思考」となり、思考が積み上げられて思想となると、意識と潜在意識を経て無意識となり、たましいに根を下ろすのです。そのため、今の自分の考えがすべてだと言っても過言ではありません。生きて行く中で人はうそをつく場合があります。聖書は偽りの証言をしてはならないと語っていますが、それが霊的な状態と無関係ではないからです。うそをつく霊的な状態から抜け出すためには、まずいくつかを理解しなければなりません。






1. 事実を見なければなりません
 ヨセフは事実を見たため、問題と苦しみの前でも揺れませんでした。一方、ヨセフの兄たちは事実を見ることができなかったため、嫉妬に目がくらんで、弟を奴隷に売っても平然とうそがつけたのです。よくうそをつくと、人の陰口を簡単に口にするようになり、また相手を配慮せずに自分の立場だけを考えて言うことばは、結局は深刻な被害を与えてしまいます。事実を見ることができなければ、正しいことばだと思って言うことも、うそになるのです。このように、事実を正しく見ることができなければ、人生自体がうそになります。それゆえ、私たちは人の前で事実的であり、自分の前で事実的であり、未来の前で事実的な者にならなければなりません。良心の前に立つと、福音が見えるようになり、神様の前に立つなら、伝道と宣教がどれほど重要なのかも見えるようになります。






2. 霊的な事実の前で真実でありなさい
 人間がどんな存在なのかを知れば、福音が何かが分かるようになります。福音に根を下ろさなければ、過去の問題は決定的な瞬間、足を引っ張るわなになります。多くの人が成功に向かって走って行きますが、霊的な事実を知らず、結局は失敗するのです。福音は霊的な事実です。霊的な事実は目に見えません。そのため、神様のみことばと祈りの奥義の中で、福音を正しく悟ることが重要です。見えるものが目に見えるものからできたのではないからです(ヘブル11:3)。イエス･キリストを信じることから来る救いも、絶えずだまし続けるサタンも、神様のお使いをする御使いも、目には見えないのですが、肉体の人生を導く霊的な事実です。その前で真実であれば、私たちはうそをつかずにいられます。また、隣人を生かすことができます。神様のみことばを心と考えに留めると、そのときから聖霊の働きが始まります。神様の前でうそを下ろし、自分を神様にささげ、真実に祈ってみましょう。自分と現場、そして次世代を生かす答えを体験するようになります。






-人、自分、未来、そして霊的な事実の前で真実でしょうか。人を生かし、私と現場が生かされる恵みのために、神様の前で自分をかえりみて、真の祈りの祝福の中へ入りましょう。






インマヌエル教会聖日1部 / 2009.9.13