三つことの証人
使1:1~8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。 (8)
定刻礼拝のための讃美 186番 十字架の血に
一人が真の答えを受けると、個人も生かされ、現場と教会も生かされます。この答えを味わう人を証人と言います。証人は持っているものを与える者であり、見たことを話す者であり、成り立つことを話す者です。私たち自身は、出会う多くの人に三つのことに対する答えの証人として立たなければなりません。
1.完全福音
完全福音をどのように味わうことができるでしょうか。まず、問題にだまされてはなりません。私たちにいま多くの問題が起きていますが、この問題をあらかじめなくすことがとても重要です。人々は自分が問題を作っておいてそれに陥り、問題のゆえに福音を逃して味わえていません。二番目に、問題が来た時には、真にすぐれたものを見分けなければなりません。そうすれば、問題の中で答えを見つけるようになります。三番目に、福音でない神秘主義、律法主義、人間主義をなくすべきです。この三つをなくすことが完全福音です。これが成し遂げられる時、初代教会に現れた聖霊の働きが起きます。
2.完全祈り
完全祈りをどのようにできるでしょうか。何かを求める祈りより、いつも神様とともに歩み、聖霊に導かれていれば、多くの答えが与えられます。ヨセフは主がともにおられることを味わいました。モーセは、普段に神様の力を体験しました。サムエルは普段、彼の言葉が一つも地に落ちなかったくらい、答えを受けました。ダビデは、普段、主を羊飼いとして味わいました。エリシャは霊の二つの分け前を求めました。イザヤは、預言の働きの以前に、神様の恵みを先に受けました。パウロも普段にキリスト・イエスの中にある恵みの中で力を得たため、テモテにそれを求めます。祈りの課題以前に普段の祈りが重要です。イエスがキリストとなることと、神の国、聖霊の満たしを普段に味わっていると、祈りができます。この祈りの生活を継続していると、答えとして与えられる課題があります。それが真の祈りの課題です。その時、みことばの成就とともに答えが与えられます。
3.完全伝道
完全伝道とは何でしょうか。イエスがキリストとなることと、神の国、聖霊の働きを正しく証言することが完全伝道です(使1:1、3、8)。神様は伝道者の歩みの中に天の軍勢を遣わされます。一人が答えられると、すぐに周りにその影響が伝わります。伝道者一人が現場と時代を生かします。
- 完全福音、完全祈り、完全伝道の証人として立つためには、今日、何を始めるべきか整理してみましょう。
伝道訓練院講師メッセージ / 2009.8.27